こんにちは Hikariです。
本記事では、
・高専とはどんなところなのか?
・高専に進学するとどうなるのか?
ということについて、高専出身である私が5つの特徴から紐解いていきます。
はじめに
高校受験について考えていると、”高専”という進学先がある、と耳にしたことがありませんか?
気になるけど、学校の先生は高専出身ではないし、親も親戚も詳しく知っている人がいない、ということが往々にしてあります。中学生の私がそうでした。
私は、高専→大学編入→大学院進学という進路を辿ってきました。
結果として私は高専に進学して良かったと感じています。しかし、残念ながらリタイアしたり後悔する人もいました。
そんな人が少しでも減ればと思い、本記事を作成しました。
この記事では、
高専とはどんなところか?進学するとどうなるのか?ということについて、
5つの特徴に分けてお伝えします。
高専出身者が伝える5つの特徴 〜高専とは?進学するとどうなる?〜
- 理系かつ工業系の学問や技術を実践的に学べる学校
- 自由で大学のような生活!いろんな意味で、笑
- 恋愛!リア充!的な青春ではなく、友情!仲間!的な青春がある
- 人生を変え得る一生モノの寮生活を送れる
- 卒業後の進路がとても充実している
理系かつ工業系の学問や技術を実践的に学べる学校
この特徴をさらに2つの要点に細分化していきます。
・工学を若いうちから実践的に学ぶことができる
・理系かつ工学を学び、それを生かした職に就く道を選ぶということ
工学を若いうちから実践的に学ぶことができる
高専の正式名称は、国立工業高等専門学校 です。
名前の通り、主に工学と技術の学校です。そして、実践的な内容を若くして学ぶことができます。
私の学校では高校1年の後期から、専門科目の授業や実験が始まり、
高校3年ほどになると大学1、2年で学ぶような内容もちらほら出てきました。
15歳から実践的に工学を学ぶと、後のキャリアに大いに役立ちます。
例えば、こんなことができます。
・就職後専門的な機器の使い方や工程が直感でわかる
・大学では他の生徒が知らないようなさらに深い所に探求を見出せること
就職でも大学編入でも、高専卒の実践的な実力は大きな武器になります。
理系かつ工学を学び、それを生かした職に就く道を選ぶということ
高専に高専に進学する ということは、
・理系かつ工学を学び、それを生かした職に就く道を選ぶ
・自分の人生の方向性を中学3年生の時点で決める
ということなんです。
偉大な高専のOB・OGに フラー株式会社CEOの渋谷さんという方がいます。
渋谷 修太 | フラー CEO@shibushutaフラー株式会社の代表取締役社長兼CEO | No.1アプリ分析サービス App Ape | 起業、アプリ、高専、地方などについて発信 | 本社は柏の葉、新潟に支社 | 88生→新潟出身→長岡高専→筑波大→グリー→フラー創業 | 累計10億調達 | Forbes 30 Under 30 Asia | 趣味はサウナと麻雀
高専卒業後に大学編入・就職を経て起業し、主にアプリ事業をメイン事業とする会社のトップでとても凄い人です。
先日発売された任天堂「どうぶつの森」と連動できる「タヌポータル」というスマートフォンアプリの制作に関わっています。
この方は、高専卒の凄さについて以下のように語っています。
高専卒の凄さの本質は、早めに技術的なことを勉強しているとか、真面目だとかではなく、実は15歳の時に自分の興味のある分野に進もうと思った好奇心や意思決定力なのではないかと思う。
— 渋谷 修太 | フラー CEO (@shibushuta) March 6, 2018
実践的な技術を体得していることが高専卒の凄さとして語られることが多いのですが、
中学三年生の時に行動する力が高専生の凄さの本質であるとのこと。
ですので、もしあなたが高専を考えているのなら、このポテンシャルを秘めているということです。
やってみたいという好奇心、しっかりと考えた上で意思決定をする、この力が将来のあなたの財産になるかもしれません。
自由で大学のような生活!いろんな意味で、笑
ほとんどの高専は校則という校則はないと思います。
私の通った高専では、髪を染めても、ピアスを開けても、バイク通学も許されていました。
また、90分授業だったり選択科目や空きコマなど大学生のような生活を16歳から送ることができます。
私はこの自由に甘え、華美な格好をしてだらけてしまう時もありました、、、
しかし、この自由には責任が伴います。
・校則がないということは、自分を自分で律しないといけないということ。
・大学のように単位を落とし、留年する可能性がとても高いこと。
高専の留年率は異常です。
毎年1.2人のクラスメイトが減り、新しいクラスメイトが上から降ってきていました笑
この自由と責任、大人になることを理解し行動することが必要です。
恋愛!リア充!という青春ではなく、友情!仲間!的な青春がある
留年率が高いとはいえ、何も一日中勉強しているわけではなく、部活も遊びもあります。
しかし女子の比率が低いので、高専内の恋愛面でのリア充は、母数的には多くないです。
その代わり性別関係なく、気の合う友人がたくさんできると思います。たくさんはいらないよって人も、親友と呼べる人ができる可能性が高いと思います。
それは、趣味だったり、後述する寮生活、もちろん部活で仲間がたくさんできるからです。
恋愛的な青春もしてみたかったけど、この頃の青春は一生の宝物です。
人生を変え得る一生モノの寮生活を送れる
友情!仲間的な青春とかけ合わさって、一生モノの寮生活を送ることができます。
寮に入ると、最初は縦社会的なところや料理洗濯掃除などを経験しますが、これは実際慣れです。人によるとは思いますがそんなに厳しいことはないと思います。
何よりも、四六時中、友達と居れることです。毎日が修学旅行です笑
夜更かししてゲーム、一緒に勉強、少しハメを外して怒られる…etc.
私は語り尽くせないほどの一生モノの思い出ができました。
そういうの嫌だっていう人は向いていないかもしれませんが、経験としては悪くないですよ!
もし、許されるのであれば、興味があるのであれば、寮に入ることをオススメします!
卒業後の進路がとても充実している
高専卒の進路は安泰です。
もちろんきちんと勉強しなきゃです。
勉強を頑張れば国公立大学への編入、就活を頑張れば有名企業への就職も可能です。
私は3年生の時に一念発起して勉強を頑張ったおかげで、国公立大学への推薦を得ることができました。
大学編入に向けた勉強方法や参考書はこちらで解説しています!
・【高専生】大学編入のやること解説!〜勉強方法と間違いない参考書〜
就職も、求人倍率は何十倍と毎年公表しています。不景気でも就職先がない人はあまりいないような気がします。(選ばなければ?)
補足で、これだけ安泰なのに、授業料が安いです。
終わりに
高専はどんなところ?進学するとどうなるか?ということについて5つの特徴を説明してきました。
いかがだったでしょうか?高専についてなんとなくわかってもらえたでしょうか?
私としては高専オススメなので、どうしても営業のようなな文面になってしまいましたが、しっかりしないといけないところ、つらいところももちろんあります。
今後も高専についての記事を追記し、解説できればと思っております!よろしくお願いします!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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