本記事では、
大学編入を目指す高専生がやるべきことを解説していきます。
・大学でもっと学びたい!研究したい!
・大学のサークルに入りたい!出会いが欲しい!
・大卒、院卒の経歴が欲しい!
これ、当時高専生だった私の大学に編入する動機です。笑
そういった動機から、大学編入を目指している高専生は多いと思います。
大学編入を目指すぞ!となったときに
・編入するためには何をやればいいの?
・何の科目をどう勉強したらいいの?
こんな疑問が初めに出てくると思います。
そんな疑問に対して、大学編入のために努力し、成功した経験を持つ私が、
大学編入への道筋・やるべきことをご紹介します!
本記事を読むことで、大学編入の道筋を理解し、編入試験勉強に役立てていただければと思います!
高専からの大学編入の概要
はじめに、大学編入とはどういうことか、どうしたらいいのかの概要を解説します。
・大学編入でできること
・編入先の大学
・目的をしっかり持とう
大学編入でできること
高専を卒業した後の進路としては、就職か大学編入もしくは専攻科へに進学する道があります。
ここでは、大学編入の進路を選んだ場合について解説していきます。
大学に編入すると、以下のことができます。
・2年間大学で深く学べる&研究ができる
・新しい環境に身を置ける
・卒業で学士の学位がもらえる
・卒業後、大学院に進学できる
2年間大学で深く学べる&研究ができる
5年間学んだ専攻分野や関連する分野もしくは異なる分野の学問について、高専よりも深いところまで学べたり研究できたりします。
まだ学生として学んでいきたい、もっと深く学びたい、そんな人は進学をおすすめします。
まだ社会に出たくない、学生でいたいという人も進学を目指していいと思います。
新しい環境に身を置ける
新しい環境に身を置くことで、新しい出会いだったりサークル活動で楽しい経験が得られることでしょう。
高専では出会いが少なかったけど、大学はいろんな人と関わっていきたい!と考える人も多いでしょう。
出会いを求める男子諸君は、サークルに入らないと工学部以外の人とはあまり出会いがないので注意しましょう。
卒業で学士の学位がもらえる
大学で2年間学び卒業すると、学士という学位がもらえ、大卒という学歴になります。
すると、高専卒と比べて就職時の初任給が高かったり、より上流の研究開発職に就くことができるようになります。
卒業後、大学院に進学できる
さらにもう2年研究と学びを極める道として、大学院前期(修士)課程に進むことができるようになります。
大学院に進むと、さらに専門的な研究を続けられ、修士卒の学歴を得ることができます。
編入先の大学
高専生の主な編入先の大学はこちらです。(H29,30年度のデータ)
国立高専機構HPの就職・進学データ資料を引用しました。
半数以上が技術科学大学です。
しかし、有名大学への進学も受け入れられていることがわかります。
いい大学に行きたい方は、早めに試験勉強をはじめましょう!
目的をしっかり持とう
冒頭に示した私の大学編入の動機は、編入の目的でもあります。
編入試験に合格するためには、はっきりとした目的を持っていることが大事です。
内容は多少不純でも構いません。
問題は、その芯の強さです。
大学編入して、何がしたいのか、きちんと答えられるようにしておきましょう。
大学編入までの過程
まずは、編入試験に合格するまでのイメージをつけておきましょう。
編入決意や勉強開始のタイミングは人によって違ってくると思うので、
ここでは、私が編入を決意してから合格するまでの過程をご紹介します。
私の大学編入までの過程
4年次4月、編入を決意。好成績のための学習スタート
大学編入を決意したのはこの時期です。動機は冒頭に示したとおりです。
3年次の成績が良かったことから、4年次の成績をキープして推薦入試を目指すことにしました。
推薦とはいっても落ちることもザラなので、一般試験の勉強も後期からしっかり行います。
4年次10月、TOEIC勉強・対策を開始
編入試験科目である英語は、多くの大学がTOEICの点数としていました。
英語が得意じゃなかったので、この頃のTOEICの点数は450点くらいだったと思います。
これではまずいので先にTOEICの学習を始め、2,3月までに600点以上は確実に取れるように勉強を始めました。
4年次11月、試験科目の基礎勉強を開始
TOEICの勉強と並行して、試験科目の基礎勉強を始めました。
主に数学と物理はどの大学も試験科目だったので優先的に取り組み、一部の大学で試験科目だった化学も勉強し始めました。
4年次中はこの基礎勉強に勤しみました。
5年次4月、推薦面接対策、過去問で試験対策を開始
5年生になってから、面接対策と過去問を使った試験対策を始めました。
面接対策は過去の先輩方の面接記録があったのでそれを参考に対策しました。
また、研究室の教授に面接練習をお願いしたりしました。
学力試験対策として、過去問を使い始めたのもこの頃です。
ある程度の基礎は身についていたので、志願する大学の過去問を数年分入手し、解いては復習を繰り返しました。
推薦で合格
その結果、推薦で合格となりました。
仮に落ちて一般試験にまわっていたとしても、
それまでの勉強のおかげで十分に点が取れるような状態になっていた
と思います。
勉強方法
ここからは、一般試験に向けた勉強方法、主に使用した参考書などを紹介していきます。
・TOEIC対策
・数学対策
・物理対策
・化学対策
TOEIC対策
基本的には、
・単語学習
・文法学習
・TOEICテクニック習得やパートごとの対策
・模試を使った学習
を行いました。
紹介する本は、昔私が使っていたものそのままではなく、現在の新版の情報です。
単語学習
単語は有名な単語学習本、「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」を使用しました。
これをスキマ時間や寝る前の30分毎日使いました。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
文法学習
文法は、TOEICに出る文法問題を解けるように学習しました。
まずはこういった本で基礎をおさらいします。
[新形式問題対応]TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!中学英語の「おさらい」でスコアはここまで上がる!
その後、実践的内容をスキマ時間で対策しました。
新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編 (日本語) 単行本
TOEICテクニック習得やパートごとの対策
TOEICはうまく解くためのテクニックがあります。
テクニックを知るだけでも100点以上上がる場合があるのでやっておきましょう。
また、パートごとの対策は下の本を1周し、模試の後によくなかったパートの本を復習しました。
パートごとの本としては究極のゼミシリーズを活用しました。
【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1
【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4
【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6
【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 7
模試を使った学習
模試を解く→間違った問題をひたすら復習→もう一度同じ模試を解く→それでも間違ったところを復習
⇨次の模試へ という流れでやっていました。
この学習が最も時間がかかりました。1〜2ヶ月かけてみっちりやりました。
【音声DL】TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+ (日本語)
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6
詳しい勉強法は今後別記事にて紹介する予定です。
数学対策
数学は、基礎→応用の流れで学習しました。
・数学基礎学習
・数学応用学習
数学基礎学習
編入数学と言ったらこれ、という本があります。
自信がない方はこちらもおすすめです。
編入数学入門: 講義と演習 (大学編入試験対策) (日本語)
これらに加え、各分野別に学習していきました。
これらについても今後紹介記事を作成します。
数学応用学習
先の徹底演習と以下の編入数学過去問特訓、および各大学の過去問を使用しました。
徹底演習の応用問題、過去問特訓が解けるように学習し、各大学の過去問に挑戦しました。
数学対策の詳しい勉強法・参考書
詳しい勉強法、分野別の参考書は以下の記事を参考にしてみてください!
物理対策
物理対策も数学と同じ進め方です。
・物理基礎学習
・物理応用学習
物理基礎学習
以下の本で基礎を満遍なく行い、苦手な分野の参考書で勉強しました。
基礎物理学演習 (1) ((ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1)))
物理応用学習
過去問に挑戦したり、大学院入試の本も参考に勉強していました。
物理対策の詳しい勉強法・参考書
物理対策の詳しい解説記事はこちらです!
化学対策
化学は基礎を固めるので手一杯でした。
この参考書は基礎から応用まで入っています。
最後に
以上、大学編入を目指す高専生がやるべきこと でした!
やることがたくさんあるなあ、と思いますが、この方法が絶対ではありません。
ただ私はこれで、一般試験で合格できると自信を持って言えるまでになりました!
こういった過去の先輩方の勉強法を参考に、自分に合った勉強法を見つけて頑張っていって欲しいと思います!
参考書は高専の図書館にもあると思うので、探してみてください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!
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